朴前大統領に対する人権侵害、国際弁護団が国連に報告へ

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初公判での朴槿恵(パククネ)前大統領(左)

初公判での朴槿恵(パククネ)前大統領(左)

(CNN) 収賄や職権乱用の罪に問われている韓国の前大統領、朴槿恵(パククネ)被告(65)の国際弁護団が、当局の朴被告に対する「重大な人権侵害」に関する報告書をまとめた。18日に国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)に提出する方針。

朴被告の人権状況に関する報告書は、国際コンサルティング機関MHグループの弁護団がまとめた。CNNが同弁護団から入手した報告書案によると、朴被告が収監されている監房は汚くて寒く、常に照明が点灯しているため眠ることができないという。

弁護団はこの報告書をOHCHRに提出予定。OHCHRは全加盟国について定期的に人権状況を調査しており、韓国に対する次回調査までは1カ月を切っている。

朴被告が拘置されているソウル拘置所の広報は、弁護団の訴えを否定し、同被告が非人道的な扱いを受けているとは思わないとコメントした。

報告書によると、朴被告は慢性的な腰の痛みやひざと肩の関節炎、副腎疾患、栄養不良などの慢性疾患を抱え、「症状は悪化するばかりで、適切な治療を受けている形跡はない」とされる。

朴被告が床で寝ているという報道にも言及し、ベッドがないために慢性症状が悪化したと主張している。

これに対して拘置所側は、韓国の拘置施設ではベッドは必需品と見なされず、朴被告は折り畳みマットを使っていると説明した。

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