ISIS系武装勢力の指導者2人を殺害、フィリピン南部

2017.10.16 Mon posted at 17:23 JST

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フィリピン・マニラ(CNN) フィリピンのロレンザーナ国防相は16日、過激派組織「イラク・ シリア・イスラム国(ISIS)」とつながりを持つ武装グループの幹部2人を殺害したと発表した。同グループはフィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で軍とにらみ合いを続けていた。

殺害されたのはISISの東南アジア指導者に指名されたイスニロン・ハピロン容疑者と、ISISに忠誠を誓う地元のイスラム過激派「マウテグループ」を率いるオマル・マウテ容疑者。国防省は声明で、2人の遺体が回収されたと発表。人質となっていた民間人17人を救出したことも明らかにした。

マウテ容疑者は過去に何度か死亡が伝えられたが、殺害が確認されたのは今回が初めて。

ハピロン容疑者について、米連邦捜査局(FBI)は逮捕に直接つながる情報の提供者に対し500万ドルの報酬を支払うと申し出ていた。同容疑者に対しては誘拐、殺人、テロ活動といった複数の犯罪行為の疑いがかかっている。

イスラム過激派「アブサヤフ」の幹部として2000年代初めに頭角を現したハピロン容疑者は、10年間にわたって当局の手を逃れてきた。

今年の5月23日、軍はマラウィに逃げ込んだとみられるハピロン容疑者を標的とした作戦行動を開始。ハピロン容疑者がマウテグループのメンバーに対して緊急支援を要請したことから、同市には数百人規模の武装集団が流入した。これらのメンバーは建物に放火したり人質を取ったりしながら、政府軍と市街戦を繰り広げた。

この戦闘の影響でマラウィとその周辺地域からは35万人を超える住民が脱出を余儀なくされた。その直後、ドゥテルテ大統領はミンダナオ島全土に戒厳令を敷いた。

フィリピンの議会は7月、同戒厳令を12月31日まで延長するドゥテルテ大統領の提案を賛成多数で承認している。

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