イラン、新型弾道ミサイルを公開 射程2000キロか

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イランが新型弾道ミサイル「ホラムシャハル」を公開

イランが新型弾道ミサイル「ホラムシャハル」を公開

(CNN) イランは22日、首都テヘランで行われた軍事パレードで、新型弾道ミサイル「ホラムシャハル」を公開した。半国営タスニム通信が伝えた。ロハニ大統領はパレード中に演説し、軍事防衛力を強化するイランの権利を擁護、米国に対する圧力を強めた。

タスニム通信はホラムシャハルについて、射程2000キロで複数の弾頭を搭載できると報道。この射程距離であれば、イスラエルとサウジアラビアに到達することが容易に可能だとみられる。

国営プレスTVによれば、ロハニ氏は演説で、ミサイル能力と軍事防衛力の強化を推進するイラン政府の方針に言及。「我々は防衛力と軍事力を必要な限り増強していく」「国土を防衛するうえで誰の許可も求めない」と述べた。シリアやイエメン、パレスチナへの支援を行っていく考えも明らかにしたという。

ロハニ氏はまた、米国とイスラエルはイランと欧米など主要6カ国との間で2015年に締結された核合意に反対することで、自らを孤立化させていると主張。核合意を順守するイランの姿勢は依然として全く揺るぎないとも付け加えたという。

トランプ米大統領はこの核合意を「史上最悪の取引」と形容している。米国は先週、合意の一環としてイランへの制裁解除措置を延長。解除延長の次の主な更新期限を迎えるのは10月で、トランプ氏がイランが合意を順守しているか認定する。順守を認定しなかった場合、米連邦議会は合意の下で解除された制裁を再び科すか60日以内に判断する。

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