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核合意破棄なら「高い代償」、イラン大統領が米に警告

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イラン大統領、核合意離脱は「高い代償」

(CNN) イランのロハニ大統領は18日、訪問先の米ニューヨークでCNNとの単独インタビューに応じた。この中でトランプ米大統領が同国との核合意を破棄する可能性に言及し、「そんなことをすれば米国は高い代償を払うことになる」と警告した。

ロハニ氏は「米国民は自国にとって何の役にも立たないことに、それほどまで高い代償を払いたいとは思わないだろう」と語った。米国が核合意を破棄すればそれは無益なだけでなく、国際社会からの信用を失う結果を招くとも指摘した。

同氏は今年5月の大統領選で再選を果たした。1期目の2015年、米英仏独中ロ6カ国との間で、対イラン経済制裁の解除と引き換えに核開発の制限に応じるとの合意に達していた。

米政府は制裁解除の措置を延長するため、イランが合意を順守しているかどうかを90日ごとに米議会へ報告する義務がある。

トランプ政権はこれまでに2回、順守を確認したと報告してきた。イランが合意に違反していると判断された場合、議会は60日以内に制裁措置の復活を審議することになっている。

トランプ氏はこの合意を「最悪の取引だ」と批判してきた。先週の記者会見では「米国にとって不公平な合意で、成立させるべきではなかった」「イランは多くの項目に違反している」と改めて主張。

次の節目を迎える10月には「明白」な行動を取ると述べ、合意破棄に踏み切る可能性を示唆した。

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