ロヒンギャの状況は「壊滅的」 グテーレス国連事務総長

2017.09.14 Thu posted at 10:15 JST

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(CNN) ミャンマー西部ラカイン州での衝突でイスラム系少数派ロヒンギャの難民が大量に発生している問題について、国連のグテーレス事務総長は13日、国連本部で記者団に対し、「何十年もの間放置され、悪化してきた問題がミャンマーの国境を越えてエスカレートし、地域を不安定化させている」「人道状況は壊滅的だ」と指摘した。

ミャンマーの事実上のトップ、アウンサンスーチー国家顧問は、危機的状況のエスカレートを理由に国連総会への出席を見合わせている。

国連によると、衝突が激化した8月25日以来、隣国バングラデシュへ逃れたロヒンギャは37万人を超え、1日当たりの平均はほぼ2万人に達した。死者は少なくとも1000人に上る。

バングラデシュにたどり着いた女性や子どもの多くが飢えや栄養失調に見舞われているとグテーレス事務総長は述べ、ミャンマーの治安部隊が民間人を攻撃しているという報道については「容認できない」と強調。「ミャンマー当局に対し、軍事行動を中止し、暴力をやめ、法の支配に従って出国した全員に帰国の権利を認めるよう求める」と語った。

ミャンマー国内のロヒンギャの処遇についても、「国籍を認めるか、少なくとも当面の措置として、移動の自由や就労、教育、医療を保障するなど普通の暮らしが営める法的地位を認めなければならない」と訴えた。

ミャンマーの大統領府報道官によると、国連総会への出席を取りやめたアウンサンスーチー氏は19日に施政方針演説を行い、ロヒンギャ問題についての対応を表明する予定だという。

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