スーチー氏、国連総会の出席を中止 国内情勢を理由に

2017.09.13 Wed posted at 19:30 JST

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(CNN) ミャンマー政権の事実上のトップ、アウンサンスーチー国家顧問が、今月ニューヨークで開かれる国連総会への出席を取りやめた。

報道官は声明で、中止の理由は2つあると説明。その1つとしてイスラム系少数派ロヒンギャの難民が大量に発生している西部ラカイン州の情勢を挙げ、「テロリストの攻撃とともに治安、人道にかかわる課題がたくさんあるため」と述べた。

2つ目の理由については、「国内でテロ発生の恐れがあるとの報告を受けたため」と語った。

ラカイン州では先月末、武装集団が国境付近の治安施設を次々と襲撃した事件をきっかけに、軍が「テロ掃討作戦」を強化した。国連によると、戦闘から逃れようと隣国バングラデシュへ避難したロヒンギャの住民は37万人を超えている。

バングラデシュのハシナ首相は12日、多数のロヒンギャ難民が身を寄せている避難施設を訪問。「ここにいる女性や子どもたちに何の罪があるというのか」「この人たちはミャンマーの市民なのに、どうしてそれを否定できるのか」と嘆く一方、襲撃事件を起こした武装集団を非難した。

イスラム協力機構(OIC)はこの日に緊急会合を開き、同氏やトルコ、パキスタン、イランの首脳を含む56人が出席。ロヒンギャに対する暴力を非難し、事実の徹底調査を求める共同声明を発表した。

国連安全保障理事会はスウェーデンと英国の要請を受け、13日にロヒンギャ問題を協議する緊急会合を開く。

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