アルプス山脈で相次ぎ滑落事故、登山客7人死亡

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オーストリア側のアルプス山脈の眺め。滑落事故に遭った6人のうち5人が死亡した

オーストリア側のアルプス山脈の眺め。滑落事故に遭った6人のうち5人が死亡した

ローマ(CNN) オーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈で27日、登山客の滑落事故が相次ぎ、7人が死亡した。

地元当局者によると、オーストリアでは西部の町クリムルに近い氷河で、ドイツ人と思われる登山客6人が高さ約300メートルの崖から転落した。6人はヘリコプターでザルツブルクの病院に搬送されたが、うち5人は死亡。一命をとりとめた60歳の男性は集中治療室で手当てを受けているが、命に別条はないという。

6人が滑落したのは現地時間の27日午前10時ごろ。標高およそ3000メートルの地点を登山中だった。

イタリアではアダメッロ氷河を登山中だった30代半ばと思われるイタリア人の男女が死亡した。

一行は仲間9人で互いにロープで体を結んで登山していたが、最後尾の1人が氷河で足を滑らせ、ロープに引きずられて他のメンバーも転落。死亡した2人のほかに、2人が重傷を負った。このうち14歳の少年はトレントの病院で手当てを受けている。

現場には3台のヘリコプターが出動して一行の救助に当たった。

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