入植地やエルサレム聖地周辺で衝突続く、6人死亡

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エルサレム旧市街近くで警官が催涙弾を発射

エルサレム旧市街近くで警官が催涙弾を発射

エルサレム(CNN) イスラエル当局は21日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラ北部のユダヤ人入植地ハラミシュで同日夜、パレスチナ人の男が刃物でイスラエル人3人を襲い、殺害したと述べた。

イスラエルの緊急医療当局者によると、別のイスラエル人1人が負傷した。襲撃犯は撃たれて重傷を負い、病院へ搬送された。フェンスをよじ登り、入植地内の民家1軒に侵入したという。

イスラエル軍の報道担当者によると、容疑者は襲撃前にフェイスブック上に声明を掲載し、エルサレム旧市街にあるイスラム教の「アルアクサ・モスク」への出入り規制への反発が犯行の動機とした。

同モスクは、イスラム教、ユダヤ教の両宗教の聖地の中にある。旧市街では21日、イスラエル治安部隊と衝突したパレスチナ人グループの3人が死亡、100人以上が負傷した。衝突の背景には、イスラエル当局が聖地の入り口に金属探知機を設置して通行検査を厳しくし、50歳以下のイスラム教徒の金曜礼拝への出席を禁じた措置がある。

金属探知機の設置は、旧市街郊外で先週、イスラエル人警官2人が銃撃で殺害された事件を受けた対抗策だった。これ以降、旧市街周辺などでは緊張が高まり、衝突が多発していた。

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