スリランカでデング熱流行 227人死亡、8万人感染

2017.07.07 Fri posted at 11:09 JST

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(CNN) 南アジアのスリランカでデング熱が流行し、今年に入り少なくとも227人が死亡した。感染者数は8万人近くに達し、多数の死者が出た2009年の3倍を超えている。

今回の流行は、スリランカが大規模な洪水に見舞われる中で発生した。セナラトネ保健相は国営メディアを通じて、「デング熱(の流行)は洪水が引くにつれてひどくなるだろう」と述べた。

政府は感染拡大を食い止めるため、軍の部隊を展開。軍の広報官はCNNに対し、「衛生当局と協力してデング熱(を媒介する蚊)の繁殖地域を探すとともに、コロンボ郊外のネゴンボ病院に仮設病棟を設置した」と述べた。

デング熱は以前もスリランカで流行し、2009年には2万5000人が感染、249人が死亡した。

デング熱対策に当たっている当局者によれば、現在流行しているウイルス株は過去に流行した株よりも感染力が強く、死亡率も高いという。

今年に入って報告された感染者は7万9000人以上で、09年の流行時の3倍を超える数字だ。

病院は混雑し、緊急の手当が必要な患者も受け入れられない状況だ。コロンボにある国立病院の医師は、治療の遅れが死者数の増加につながっていると指摘する。

5歳のおいが感染したというある男性は、国立病院に入院させるために家族はあらゆるつてをたどったがかなわなかったと語る。最終的においは、治療費の高い私立病院の集中治療室(ICU)に入院した。

「診察の予約を取るのは困難だ。コロンボ周辺のほとんどすべての病院が満杯だ」とこの男性は言う。「2~3人の子ども、時には大人でさえ、1人用のベッドに一緒に寝かされている」

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