中東系男性へ相次ぐ集団暴行、難民に風当たり強まる ドイツ

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ケルンでは中東などからの難民に対する反感が高まっている

ケルンでは中東などからの難民に対する反感が高まっている

(CNN) ドイツ西部のケルンでパキスタン人やシリア系の男性が集団で暴行される事件が相次ぎ、3人が負傷した。ケルンでは大みそかの12月31日に性犯罪が多発して中東やアフリカ系の容疑者が摘発され、難民に対する風当たりが強まっていた。

ケルン警察によると、10日の事件ではパキスタン国籍の男性少なくとも6人が男20人あまりの集団に襲われ、被害者のうち2人が病院で手当てを受けた。シリア系の男性は男5人に暴行されて負傷した。

この事件に関連して男2人が拘束された。

大みそかに多発した事件では、女性がアラブ系や北アフリカ系の男に集団で暴行されたり金品を盗まれたという通報が相次ぎ、難民を積極的に受け入れてきたメルケル首相の移民政策に対する批判や、当局の対応への批判が強まっていた。しかし暴行事件に発展したのは今回が初めてだった。

ケルン警察は、大みそかの事件に関連してこれまでに31人を訴追。大半は北アフリカや中東の出身者で、18人は難民認定を申請していたという。

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