池の白鳥を殺して食用にした疑い、高校生3人を逮捕 米NY州

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ひなと白鳥のフェイ=2014年6月、米ニューヨーク州マンリウス/Elizabeth Doran/Syracuse.com/AP/FILE

ひなと白鳥のフェイ=2014年6月、米ニューヨーク州マンリウス/Elizabeth Doran/Syracuse.com/AP/FILE

(CNN) 米ニューヨーク州シラキュース郊外で、町の人気者だった白鳥を殺して肉を食用にし、この白鳥から生まれたひな4羽を連れ去ったとして、10代の3人組が逮捕された。

3人は16~18歳で、同じ高校に通う生徒。重大な窃盗と器物損壊、共謀、不法侵入などの疑いがかけられている。

地元警察の責任者が5月31日の記者会見で語ったところによると、29日に池から雌の白鳥「フェイ」と生後数カ月のひな4羽がいなくなったという通報があった。

警察が調べたところ、ひなのうち2羽が近くのディスカウントストアで見つかった。3人組の1人はここで働いていた。その後さらなる情報により、そのほかの白鳥が別の場所で見つかった。

警察幹部によると、3人は夜中に池の柵を乗り越えて侵入。2人がフェイを押さえつけた。フェイは卵を温めていたため抵抗せず、その場で殺されたという。

3人はフェイが地域の人気者だったことに気づかず、「巨大なアヒル」を捕まえたと思い込んでいた。家族や友人が肉を食べたとされる。メンバーの1人が語ったところによれば、ひなはペットとして育てるつもりだった。

フェイの飼育に協力していた専門家は今後6週間、ひなが独り立ちできるまで世話をしてから池に放す予定だと話した。ひなの父親はパートナーのフェイが殺されたことで攻撃的になり、ひなを傷つける恐れもあるとして、別の場所へ移される。

同専門家は、ひなが育てばその中でつがいができ、繁殖を再開できるとの見通しを示した。

ニューヨーク州では白鳥の狩猟が禁止されている。この町には1905年から白鳥が飛来し、地元当局が世話をしてえさを与えてきた。池には今後、防犯カメラが設置される見通しだ。

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