運転手と乗客が路線バス車内で撃ち合い、2人とも負傷 米ノースカロライナ州

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運転手と乗客が路線バス車内で撃ち合い 米ノースカロライナ州

(CNN) 米ノースカロライナ州シャーロット市内を走行中の路線バスの車内で、運転手と乗客の男が互いに発砲する事件があり、双方が負傷した。

シャーロット地区運輸局の24日の発表によると、乗客のオマリ・トバイアス容疑者はバスの走行中に座席を立ち、停留所以外の場所で降ろしてほしいと運転手に頼んだ。

デービッド・フラード運転手は、次のバス停まで待たなければならないとトバイアス容疑者に説明。約2分に及んだやり取りの後、トバイアス容疑者が銃を抜いてフラード運転手に銃口を向けた。

この時フラード運転手も銃を抜き、互いに発砲した。バス会社の広報によれば、どちらが先に撃ったのかは27日の時点で分かっていない。

運輸局によれば、フラード運転手は腕を撃たれ、トバイアス容疑者は腹部を撃たれた。

この場面を映した映像には、フラード運転手がバスを止め、粉々になった運転席のシールドを押しのけて、銃を抜いたまま立ち上がる姿が映っている。トバイアス容疑者がはってバスの後部へ移動すると、フラード運転手が再び通路から発砲した。

トバイアス容疑者ともう1人の乗客は中扉からバスを降り、フラード運転手は前扉からバスを出ると、また発砲した。

フラード運転手もトバイアス容疑者も容体は安定しており、回復が見込めるという。ほかの2人の乗客にけがはなかった。

シャーロットメクレンバーグ警察は、トバイアス容疑者が傷害や脅迫などの容疑で訴追されたと発表した。フラード運転手が何らかの罪に問われるかどうかは不明。警察は今も捜査を続けている。

バス会社は従業員が勤務中に銃などを所持することを禁じており、1回でも違反すれば解雇の対象となる。

シャーロット地区運輸局は、フラード運転手が適切な手順を守らなかったとの見解を示した。

「米国の銃問題」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]