バイデン氏支持率、民主党予備選では優勢も全般的には逆風 CNN世論調査

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
バイデン米大統領/Anna Moneymaker/Getty Images

バイデン米大統領/Anna Moneymaker/Getty Images

(CNN) 米大統領としての2期目を目指すバイデン氏の選挙活動は、名乗りを上げた他の民主党候補を大きく引き離した状況で展開していることが新たな世論調査で分かった。ただ全般的な支持率では逆風が吹いており、同氏の再選は米国にとってプラスよりマイナスの方が大きいとの見方が広がっていることも明らかになった。

CNNの委託を受けた世論調査会社SSRSが実施した世論調査によれば、2024年大統領選でのバイデン氏の勝利が米国にとっての前進もしくは勝利になると回答した米国人は33%にとどまった。バイデン氏を好意的にみる人の割合も昨年12月の42%から35%に低下した。大統領職をこなすことに関しての支持率は40%と、1期目の大統領に対するこの時期のものとしてはアイゼンハワー大統領以来の低い水準となった。

民主党支持者及び民主党寄りの有権者の間では、来年に党の大統領候補指名を獲得する候補者としてバイデン氏を支持する人が60%を占めた。20%は活動家で弁護士のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を、8%は作家のマリアン・ウィリアムソン氏をそれぞれ支持した。特定の名前を挙げない「その他の誰か」を支持する人も8%いた。

実際の民主党予備選の結果については、バイデン氏が党指名を獲得する公算が極めて大きいとする回答が55%、ある程度大きいとする回答が28%だった。あまり大きくない、全く大きくないとの回答はそれぞれ11%、5%にとどまった。

民主党支持者以外も含めた全体への質問では、回答者の66%が大統領選でのバイデン氏の勝利は米国にとって後退もしくは災難になると答えた。共和党の指名獲得争いでトップに立つトランプ氏については、大統領選勝利を米国の勝利また前進とする回答が43%、災難または後退とする回答が56%だった。

トランプ氏とバイデン氏の勝利のどちらが米国にとって災難になるかとの質問には、前者についてそう思うとの回答が46%、後者についてそう思うとの回答が46%だった。

無党派層の間では、トランプ氏の勝利を災難とする回答が45%、バイデン氏の勝利を災難とする回答が35%だった。

調査は5月17~20日にかけて、無作為に選んだ成人1227人を対象に実施した。このうち民主党支持者もしくは民主党寄りの無党派層は432人だった。調査方法はオンラインと電話。全体での誤差の範囲はプラスマイナス3.7ポイントで、民主党支持者もしくは民主党寄りの無党派層の間では同6.2ポイントだった。

「米大統領選2024」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]