米、南部から中西部で激しい竜巻 3人死亡

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米国で竜巻が猛威、南部から中西部に激しい被害

(CNN) 米国の南部から中西部の各州で3月31日、強力な竜巻が相次ぎ発生し少なくとも3人が死亡、数十人が病院に運ばれた。現地の家屋は破壊され、街区にがれきが散らばっている。気象学者らは夜になっても危険な状態が続くと警告を発した。

1人目の死者は激しい竜巻の被害を受けたアーカンソー州ノースリトルロックで報告された。プラスキ郡の報道官がCNNに確認した。現場の地域では少なくとも50人が病院に搬送されており、その数は今後も増える見込みだという。

そこから東に位置する同州のウィンでは竜巻で2人が死亡した。セントフランシス郡の検視官が明らかにした。同検視官はウィンのあるクロス郡へ支援に出向いていた。CNNはクロス郡の検視官事務所に連絡を取っている。

現場の映像などからは、竜巻がウィンの街区全域を激しく破壊した様子がうかがえる。地元の高校は壊滅状態で複数のビルはバラバラになり、数時間前にそこにあった家屋はほとんど見る影もない。

ウィンのホッブス市長は31日夜にCNNの取材に答え、作業員らが依然として被害の規模やけが人などの状況を調べていると説明した。

アーカンソー州のハッカビー・サンダース知事は非常事態を宣言し、州兵を出動させたことを明らかにした。停電被害を調べるサイトによると、31日夜の時点で同州全域の8万人以上が電気を使用できない状況にあるという。

米国内では31日、速報で寄せられた竜巻の報告件数が43件に達した。暴風雨予報センターが明らかにした。

内訳はイリノイ州で16件、アーカンソー州で12件、アイオワ州で8件、ウィスコンシン州で3件、テネシー州とミシシッピ州で共に2件となっている。

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