男性が頭部を負傷、温水浴槽でピューマに襲われる 米コロラド州

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米コロラド州で、温水浴槽でピューマに襲われて、男性が負傷する出来事があった/Helen H. Richardson/Denver Post/Getty Images

米コロラド州で、温水浴槽でピューマに襲われて、男性が負傷する出来事があった/Helen H. Richardson/Denver Post/Getty Images

(CNN) 米コロラド州で最近、貸別荘に滞在していた男性が敷地内の温水浴槽でピューマに襲われ、頭に軽傷を負ったことが分かった。

コロラド州の公園・野生生物局が発表したところによると、現場は同州ナスロップから西へ約8キロの、木が生い茂った地区。男性は18日、妻と一緒に温水浴槽に入っていた時、正体不明の動物に頭をつかまれた。

夫婦は大声を上げて動物に湯をかけた。妻が懐中電灯で照らし、相手はピューマだと分かった。

ピューマは逃げ出し、2人は無事に貸別荘へ戻った後、オーナーに連絡した。オーナーはたまたま公園・野生生物局に勤務していて、職員らに注意喚起したという。

男性は頭を引っ掛かれたが、治療は辞退した。職員らはピューマによる傷であることを確認した。

ただちに捜索したが、この日は氷点下の気温で地表の雪が凍り、足取りはつかめなかった。貸別荘の近くにわなを仕掛けたが、当局は26日の時点でピューマが見つかっていないことを確認した。

当局者によれば、ピューマは暗がりの中で男性の頭が動くのを見たが、浴槽に入っている人だとは分からずに近付いたとみられる。大声を出したり光を当てたりして追い払ったのは適切な対応だったという。

同州には3000~7000頭のピューマが生息しているとみられるが、この1年に人がピューマに襲われたという報告はなかった。1990年以降で、ピューマに襲われ、けが人が出たとの報告は24件になった。

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