乗務中の操縦士が対応不能に、乗客だった他社の操縦士が手助け 米サウスウェスト航空

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米サウスウェスト航空の旅客機/Kevin Dietsch/Getty Images

米サウスウェスト航空の旅客機/Kevin Dietsch/Getty Images

(CNN) 米サウスウェスト航空の旅客機で、乗務していた操縦士の1人が飛行中に医療上の緊急事態に見舞われ、乗客として搭乗していた他社の非番の操縦士が応援に入る出来事があった。

サウスウェスト航空によると、22日に米ラスベガスを出発したオハイオ州コロンバス行きの6013便で、離陸後間もなく操縦士の1人が医療措置を必要とする状態に陥った。

このため、機内にいた別の航空会社の操縦士がコックピットに入って無線通信を補佐し、サウスウェストの操縦士が操縦を続けたという。

具合が悪くなった操縦士は、やはりたまたま搭乗していた看護師が手当てを手助けした。

管制塔との通信を傍受した「LiveATC.net」の記録によると、同便の乗務員は「機長が飛行中に対応不能になった。現在は機内の後部にいて客室乗務員が付き添っているが、直ちに救急車に乗せる必要がある」と告げていた。

航空機追跡サイト「FlightAware.com」のデータによると、同機が飛行していた時間は約1時間17分。無事にラスベガスに引き返した後、代替要員が搭乗し、同機は予定通りコロンバスに向かった。

米連邦航空局(FAA)はこの事案について調査を予定している。

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