全米初、ニューメキシコが「州の香り」制定へ 青唐辛子が焼けるにおい

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青唐辛子=2021年7月12日、米ニューメキシコ州ハッチの市場/Susan Montoya Bryan/AP

青唐辛子=2021年7月12日、米ニューメキシコ州ハッチの市場/Susan Montoya Bryan/AP

(CNN) 米西部ニューメキシコ州で近く州の花、鳥などに加え、「州の香り」が制定される見通しになった。

州上院の民主党議員が、「秋に青唐辛子が焼けるにおい」を州の香りとする法案を提出した。

すでに上院保健、文化両委員会で可決され、本会議を通過すれば6月16日に施行される。

同州の花はユッカ、鳥はカッコウ科の「ミチバシリ」、魚はサケ科の「ノドキリマス」、動物はクマの「ニューメキシコ・ブラックベア」。このほかにもユニークなシンボルとして、州の公式タイはひも状の「ボロタイ」、公式航空機は「気球」と定められている。

米ニューメキシコ州の農業部門によると2021年、州内で5万1000トンのチリを生産している/Gabriela Campos/Santa Fe New Mexican/AP
米ニューメキシコ州の農業部門によると2021年、州内で5万1000トンのチリを生産している/Gabriela Campos/Santa Fe New Mexican/AP

香りをシンボルに加えることで、数字にするのは難しいものの、観光業界への好影響が期待される。

唐辛子は400年以上前にメキシコからこの地域に持ち込まれた。ニューメキシコ州観光当局の公式サイトは、同州を「世界の唐辛子の中心地」と紹介している。

州農業当局の推計によると、2021年には州内で5万1000トン、4490万ドル(約60億円)相当の唐辛子が生産された。

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