米戦闘機、アラスカ付近のロシア軍機をインターセプト 4日間で3回目

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ロシア軍のTU95爆撃機/Anatoly Maltsev/EPA-EFE/Shutterstock/FILE Photo

ロシア軍のTU95爆撃機/Anatoly Maltsev/EPA-EFE/Shutterstock/FILE Photo

(CNN) ロシア軍の戦闘機や爆撃機が16日、米アラスカ州付近を飛行し、これを受けて米軍の戦闘機がインターセプト(進路妨害)した。ロシア軍機は13日と14日にもアラスカ付近を飛行し、米軍機がインターセプトしていた。

ロシア軍機は米国とカナダの領空には侵入していない。

米軍とカナダ軍による北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のF35戦闘機2機が14日、ロシア軍のTU95爆撃機2機とSU30戦闘機、SU35戦闘機をインターセプトした。NORADによると、インターセプト時にロシア軍機はアラスカの防空識別圏に近づいていた。防空識別圏は海岸から最大約320キロ離れている。

ロシア軍機は米国とカナダの領空外にとどまった。領空は海岸から約19キロ外側までが含まれる。

13日には、NORADのF16戦闘機2機が、アラスカの防空識別圏に侵入したものの米国の領空外にとどまっていたロシア軍のTU95爆撃機2機とSU35戦闘機2機をインターセプトした。

NORADはロシア軍機の活動が挑発的、あるいは脅威だとは考えていないと説明。また、米国とカナダの領空で飛行物体を撃墜した件と関連するとは考えていないとも述べた。

今回の米領土近くでのロシア軍機の飛行は、ウクライナでの戦争で米国とロシアの間で緊張が高まっている中でのものだ。

バイデン米大統領はロシアとの直接衝突を回避するためにあらゆる手段をとって取っている一方で、代理戦争に何十億ドル分もの兵器を供与してきた。バイデン氏は先週の一般教書演説でこの代理戦争を「時代、米国、そして世界にとっての試練」と表現した。

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