在ロシアの米国人に「即座出国」要請、不当拘束を懸念し 国務省

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クレムリンの前を警備するロシア当局者ら=1月23日撮影/Contributor/Getty Images

クレムリンの前を警備するロシア当局者ら=1月23日撮影/Contributor/Getty Images

(CNN) 米国務省は16日までに、ロシアに滞在する米国人に対しウクライナでの軍事衝突を受けロシアの法執行機関が嫌がらせ行為や恣意(しい)的な拘束を仕掛けることもあり得るとして即座の出国を促す勧告を出した。

在ロシアの米外交公館は国務省の最新の渡航情報に基づき、ロシアに居住あるいは旅行中の米国民は直ちに国外に出るべきだと警告した。

今月13日時点での勧告で、「ロシアの治安対策機関は野放図な容疑で米国民を逮捕し、正当かつ透明性が保証された処遇を提供していない」と主張。「非公開裁判で信頼できる証拠も示さず罪を問うている」とも続けた。

さらに、ロシアの治安機関は同国の関連法規を独断的に解釈して「不適切」と見なす外国や国際的な機関を取り締まりの対象にしているとも批判。

ロシア国内では現在、複数の米国人の拘束が続いている。この中には容疑罪名の根拠が薄弱な不当逮捕と主張する米海兵隊の元男性隊員も含まれる。男性は2018年12月にロシア内で逮捕され、16年の禁錮刑を受けていた。

ロシアのウクライナ侵攻が始まって以降、米政府はロシアへの渡航に反対する勧告を再三繰り返し、居住者には迅速な出国を求めてきた。

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