占領地からのロシア軍駆逐、年内は困難 米軍制服組トップ

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独ラムシュタイン空軍基地での記者会見に臨む米軍のミリー統合参謀本部議長/Wolfgang Rattay/Reuters

独ラムシュタイン空軍基地での記者会見に臨む米軍のミリー統合参謀本部議長/Wolfgang Rattay/Reuters

(CNN) 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は20日、ウクライナ戦争に触れ、戦場での趨勢(すうせい)ではなく「交渉で終結する」可能性があるとの見方を示した。

また、「軍事的な観点から言えば、今年中にウクライナ内の隅々の占領地からロシア軍を駆逐するのは極めて困難と判断している」とも述べた。

ドイツ・ラムシュタイン空軍基地で開かれたウクライナへの軍事支援に関する多国間会合後の記者会見で表明した。

ミリー議長は「起こせ得るのは前線の安定化を図りながら、防衛の継続に努めることだ」と主張。「このことは明白に可能と考えている」とし、「(ウクライナへ提供される)全ての装備品の引き渡しと訓練にかかっている」と指摘した。

「ウクライナが領土をできるだけ解放させるための大規模な戦術作戦あるいは大規模な攻勢を実行することは十分に可能と考えている」とも続けた。

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