キング牧師夫妻の新たな像が物議醸す ボストン

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キング牧師夫妻の新たな像、デザイン巡り物議 ボストン

(CNN) 米ボストンで先週、公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師と妻コレッタ・スコット・キング氏をたたえる新たな像が公開された。2人の腕だけで抱擁を表現したデザインが、物議を醸している。

「抱擁」と題したこの作品は高さ約6メートル、幅約12メートル。ニューヨークの現代アーティスト、ハンク・ウィリス・トーマス氏が制作し、1965年にキング牧師が演説したボストン中心部の公園「ボストンコモン」に設置された。

キング牧師が64年にノーベル平和賞を受賞した後、夫妻が交わした抱擁の場面を表現している。ところが、2人の腕だけで頭のない彫像に「醜悪」「無礼」「性行為を連想させる」などの批判が相次いだ。

コレッタ氏のいとこにあたるカリフォルニア州の地域活動家、セネカ・スコット氏はCNNとのインタビューで、家族に対する侮辱だと主張し、男性器のように見える一部の形が問題だと述べた。

一方、キング牧師の長男、マーティン・ルーサー・キング3世氏はCNNに「私は満足している」と語り、両親の愛や人々を団結させる力が表現された作品だと評価した。

像の設置を主導したNPOは、批判に対するコメントを避けた。

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