バイデン氏の法務チーム、新たな機密文書を発見 別の場所から

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事務所に副大統領時代の機密文書、バイデン氏「驚いた」

(CNN) 米国のバイデン大統領の法務チームが、新たな政府の機密記録を別の場所で見つけたことが12日までに分かった。当該の問題について把握する人々が明らかにした。

今回の発見は、バイデン氏が副大統領時代使用していた個人事務所から昨年11月に機密文書が見つかったことに伴う調査の過程で判明した。追加で見つかった文書は、この問題を調べている連邦当局者の関心を引くものだと情報筋の1人が述べている。

新たな文書については米NBCテレビが最初に報じた。

11月の機密文書の発見によりホワイトハウス内部では警戒感が強まったものの、実際に問題を認識していたのは顧問や弁護士らからなる少数のグループに限られていた。その後の取り組みとして、別の複数の場所の調査が始動。対象はバイデン氏の副大統領時代に文書が保管されている可能性のある場所だった。

新たに見つかった文書の数や内容、発見場所は不明。

ホワイトハウスはこの問題に関してコメントを控えた。

11日、ホワイトハウスは副大統領時代のバイデン氏の個人事務所から昨秋複数の機密文書が見つかった件について、多くの重要な質問に答えるのを拒んだ。司法省による調査が進行中なのを理由に挙げた。

これらの文書が発見されたのは中間選挙のわずか6日前に当たる昨年11月2日だったが、バイデン氏の弁護士らがその事実を公に認めたのは報道が流れた今年の1月9日だった。

見つかった機密文書は10点で、情報筋によるとウクライナやイラン、英国に関する情報機関の資料が含まれるという。

こうした状況を受け、共和党からは批判が噴出。連邦政府は文書の不適切な扱いに関する問題について政治的な二重基準を適用しているとの声が上がった。ただバイデン氏を巡って浮上しつつある展開と、トランプ氏に絡む話の間には際立った違いがある。例えばトランプ氏は自ら所持していた当該の文書の引き渡しを拒んでいたが、バイデン氏の弁護士らは文書の発見を国立公文書記録管理局(NARA)に連絡し、翌日引き渡した。

それでも今やトランプ氏の法務チームは、バイデン氏の問題がこうして明るみに出たのを好機ととらえている。複数の情報筋が明らかにした。

またホワイトハウスには、超党派の議員らによる厳しい視線も注がれる。連邦議会上院情報委員会の委員長を務める民主党のマーク・ワーナー議員と共和党のマルコ・ルビオ上院議員は、情報機関を統轄するヘインズ国家情報長官に書簡を送り、バイデン氏の個人事務所から見つかった文書へのアクセスを要求した。

さらにバイデン氏の事務所で発見された文書とトランプ氏のフロリダ州の自宅「マール・ア・ラーゴ」から見つかった文書の両方について、概要並びに損害の評価を提示するよう求めた。ルビオ氏の広報担当者が明らかにした。

ワーナー氏とルビオ氏は、昨夏のマール・ア・ラーゴの家宅捜索後もほぼ同じ内容の要望を提出している。

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