米航空システムに異常 欠航1千便、遅延8千便超す 徐々に再開

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空港で画面を見つめる男性=11日、ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港/Patrick Semansky/AP

空港で画面を見つめる男性=11日、ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港/Patrick Semansky/AP

(CNN) 米連邦航空局(FAA)のシステムに11日、障害が発生し、全米各地の空港を発着する航空便に影響が出た。その後システムは復旧し、運航は徐々に再開されたが、米国東部時間午後の時点で8600便超が遅延し、1200便超が欠航するなど大幅に乱れた。

障害が発生したのは、FAAが飛行前のパイロットや空港などに情報を送る「NOTAMS」と呼ばれるシステムで、原因はまだ明らかになっていない。

ブティジェッジ運輸長官は「サイバー攻撃の証拠はない」としながらも、その可能性は排除しないとの考えを示した。

バイデン大統領は徹底した原因究明を運輸省に命じた。

ブティジェッジ氏によると、空港や航空機、航空会社に安全に関するメッセージを伝えるFAAのシステムに異常が見つかり、システムが正しく機能していることを確認するまでの間、航空便を全て停止する措置が取られた。

この措置についてブティジェッジ氏は「慎重を期すためだった」「正しい判断だった」としながらも、「この種の混乱は起こってはならない」と述べた。

運航情報サイト「フライトアウェア」によると、米国東部時間午後の時点で8609便が遅延、1251便が欠航した。

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