米国で長引く冬の嵐、37人死亡 数十万戸停電

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米東部ニューヨーク州で大雪

(CNN) 米国の大部分を襲った冬の嵐で、これまでの死者数が少なくとも37人にのぼった。25日朝の時点で停電の住宅は数十万戸を数える。

嵐の影響を最も強く受けたのはカナダとの国境に隣接するニューヨーク州西部バファローの周辺地域とみられる。国立気象局(NWS)によると、25日朝時点の降雪量は約109センチとなり、雪と暴風で道路は通行できず、変電所も凍り付いた。

同州ではバファローがあるエリー郡で16人が死亡、州内の他の場所でも1人が死亡した。

天候は25日にやや和らぎ、当局が外に出て被害状況を確認できる状況となった。

オハイオ州ではトラクターの絡む州間高速道路上の事故などで9人が死亡した。そのほか、カンザスとケンタッキーの各州で3人、コロラド州で2人、ミズーリ、テネシー、ウィスコンシンの各州で1人が嵐に関連して亡くなった。

25日朝の時点で、5500万人以上に対し風冷警報が発令され、東部の大半では気温が氷点下にまで下がっていた。

南東部や中西部、東海岸では過去数十年で最も寒いクリスマスとなった。前日の24日もニューヨーク市内では記録的な寒さとなり、セントラルパークでは最高気温が零下約9度と、同日としては少なくとも過去150年で2番目に寒い日となった。

今週後半には気温が上昇し、平年以上になると予想されている。

停電の情報サイト「PowerOutage.us」によると、25日午前11時の時点で全米約25万戸の住宅や商店が停電し、その約半数はニューヨーク州とメーン州だった。嵐の間には停電戸数が100万戸を超えるときもあった。

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