米、ウクライナに「パトリオット」含む2450億円の追加軍事支援

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ブリンケン米国務長官/Evelyn Hockstein/Pool/AFP/Getty Images

ブリンケン米国務長官/Evelyn Hockstein/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) ブリンケン米国務長官は21日、地対空ミサイル「パトリオット」の初の提供を含む、ウクライナへの18億5000万ドル(約2450億円)の追加軍事支援を発表した。

「バイデン大統領からの授権を受け、2021年8月以来28回目となる米国の武器と装備からの供与を承認する。10億ドルはウクライナの防空能力と精密攻撃能力の拡大、ウクライナ軍が戦場で自衛のために効果的に使用している弾薬や重要な装備の補てんに充てられる」とブリンケン氏は声明で述べた。

国防総省が8億5000万ドルの追加軍事支援を発表するとしている。同日はウクライナのゼレンスキー大統領とバイデン大統領の会談が行われる。ブリンケン氏の発表に先立ちホワイトハウスも同様の声明を出した。

ブリンケン氏は、ロシアが「ウクライナを地図から消し去ろうと試みて失敗した」と指摘。インフラを攻撃して「冬を武器として利用」しようとする状況の中、今回の追加支援が実施されることになると説明した。

パトリオットは高度な長距離防空システムで、弾道ミサイルや巡航ミサイルの迎撃で極めて高い効果を発揮する。

「今回、初めて支援策にパトリオットが含まれる。パトリオットは巡航ミサイルや短距離弾道ミサイル、これまで提供された防空システムでは対応できないかなり高い高度で飛ぶ航空機を撃ち落とすことができる」とブリンケン氏は述べた。

また、米国は引き続き「ウクライナが自国を守り、時が来た時に交渉の場で最大限強い姿勢で臨めるよう、必要な限りウクライナを支援する」と従来の考えを繰り返した。

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