ロシアとの停戦交渉、ウクライナ大統領に委ねるべき 米高官

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先月南部のヘルソンを電撃訪問したウクライナのゼレンスキー大統領(中央)/Paula Bronstein/Getty Images

先月南部のヘルソンを電撃訪問したウクライナのゼレンスキー大統領(中央)/Paula Bronstein/Getty Images

(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は14日、CNNの取材に対し、ウクライナでの戦闘を終結させるためにロシアのプーチン大統領と交渉する時期かどうかについての議論は、米国にではなく、ウクライナのゼレンスキー大統領に委ねるべきだと述べた。カービー氏はまた、年内にもウクライナでの戦争が終結するという当初の評価は実現する可能性が低いと認めた。

カービー氏は、年末を迎える前に戦争の終結を目撃したいとしながらも、ウクライナの空や地上の状況をみると、戦争が年末までに終わると結論付けることは難しいと述べた。

カービー氏は「両者がドンバス地方で激しい戦闘を続けている。特に、バフムートやその周辺で。過去9カ月間のウクライナでの他の戦闘の一部と比べると小さな地域だが、戦闘は非常に激しい」と述べた。ロシア軍は南部全域で防御の態勢にあり、ウクライナ側が圧力を強めようとしているという。現在激しい戦闘が行われており、今後もしばらくはそれが継続するとの見通しを示した。

軍事の専門家からは、冬の寒さによって空や地上での戦闘に理想的な状態ではなくなるため小康状態になる可能性があるとの見方が出ているが、カービー氏は「今後来る冬に戦闘が止まるとは予想していない」と述べた。

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