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米政権、ウクライナからクラスター弾供与の要請受ける

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ロシアの多連装ロケットシステム(MLRS)から拡散されたクラスター弾=10月21日、ウクライナ・ハルキウ/Clodagh Kilcoyne/Reuters

ロシアの多連装ロケットシステム(MLRS)から拡散されたクラスター弾=10月21日、ウクライナ・ハルキウ/Clodagh Kilcoyne/Reuters

(CNN) ウクライナの当局者や議員がバイデン米政権や米連邦議会議員に対し、ウクライナ軍にクラスター弾の弾頭を供与するよう要請していることが分かった。クラスター弾は100カ国以上が禁止しているが、ロシアはウクライナ国内で使用を続け、甚大な被害が出ている。

米国やウクライナの複数の当局者がCNNに明らかにした。2月の開戦以降にウクライナが米国に行った要求の中で最も物議を醸すものの一つとなる。

バイデン政権の当局者は数カ月にわたって要求を受けているが、完全拒否はしていないという。

クラスター弾は設計上、正確性に欠け、広範囲に「子弾」をまき散らす。こうした子弾は着弾時に爆発しない場合があり、地雷と同様、遭遇した人が被害に遭う長期的なリスクを及ぼしうる。

米高官はこれまで、ロシアとの交渉で優位に立つのに必要な支援を可能な限り行うと表明してきた。ただ、欧米の軍装備品は無限にあるわけではなく、弾頭の在庫が減少する中、ウクライナは米国に倉庫でほこりをかぶっているクラスター弾を使用することも可能だとの考えを明確に伝えたという。

ウクライナはクラスター弾の供与を受けることで、2つの大きな問題に対処できる可能性がある。米国や他国から供与された火砲やロケットシステムの弾頭を増やす必要があるほか、火砲の数で優位に立つロシアとの差を埋める方法にもなる。

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