バイデン米大統領、カンボジア到着 アジア歴訪始まる

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カンボジアの当局者に迎えられるバイデン氏=12日、プノンペン国際空港/Saul Loeb/AFP/Getty Images

カンボジアの当局者に迎えられるバイデン氏=12日、プノンペン国際空港/Saul Loeb/AFP/Getty Images

カンボジア・プノンペン(CNN) 米国のバイデン大統領は12日、カンボジアの首都プノンペンに到着した。バイデン氏は、複数の国際会合に出席するほか、アジア各国の首脳と会談を行う。

バイデン氏は今週末、カンボジアで首脳会談を行うほか、週明けにはインドネシアで開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席。インドネシアでは、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と首脳会談を行う。

プノンペンでは東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議も行われ、バイデン氏にとっては習主席との会談前に同盟国と話し合いを行う機会となる。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は大統領専用機「エアフォースワン」に搭乗した記者団に対し、バイデン氏が大統領就任時からインド太平洋での関与を高めることを意図していたと説明。今回のASEAN首脳会議や東アジアサミットへの出席は、今年発表した新たな経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」や安全保障に関する取り組みなどバイデン氏のこれまでの成果を浮き彫りにするものだと述べた。

サリバン氏によれば、バイデン氏は、米国の関与を前進させるための基礎を築き、一連の具体的で実用的な取り組みを実現したいと考えている。そうした取り組みの中には、海上での協力やデジタルの接続性、経済的な投資が含まれる。

バイデン氏の外遊には、ロシアによるウクライナ侵攻、高まる中国との緊張、気候変動に関する問題、数カ月後に訪れる可能性のある世界的なリセッション(景気後退)という4つの難題が影を落としている。そのほか、急激に加速している北朝鮮の挑発行為やイランの核開発プログラムに対する不確実性も課題だ。

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