米中首脳会談、14日に開催へ G20サミット開催のバリ島で

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米中の首脳会談がG20サミット開催のバリ島で開かれる/Sarah Silbiger/Andrea Verdelli/Getty Images

米中の首脳会談がG20サミット開催のバリ島で開かれる/Sarah Silbiger/Andrea Verdelli/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領は来週インドネシア・バリ島で開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて、14日に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談する。両首脳の対面会談はバイデン氏が大統領就任後初。世界で最も重要な二国間関係を明確にする機会となる。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は「両首脳は米中間のコミュニケーションを維持して深めるための努力、責任ある競争の管理、そして特に国際社会に影響を与える国境を越えた課題に関して利益が一致するところで協力することについて議論する。地域および世界のさまざまな問題についても話し合う」と声明で述べた。

米政府関係者はこの首脳会談に大きな成果や緊張の大幅緩和を期待していない。しかし、対立関係に陥らず、気候や北朝鮮のような問題での生産的な協力さえ可能にする機能的関係の「基礎を築く」ことを期待している。

ある政権高官は「2人が会談して全ての違いや問題を解決できるとは決して思っていない。しかしこれらのステップのいくつかはその過程で重要になる可能性があると確信している」と述べた。

米政府は大きな収穫がない代わりに両首脳が少なくとも世界最大の経済国の関係をどう見ているかについて相互理解に至ることを望んでいる。会談は「深く」「実質的な」ものになるだろうと政権高官は述べ、「主な目的の一つは、可能であれば誤解や誤認を減らす目的で互いの優先事項や意図について理解を深めることだ」と指摘した。

ペロシ米下院議長の8月の訪台に中国政府が激怒し、ここ数カ月で悪化した米中関係について、両首脳がそれぞれの見解を共有することが議題にのぼる見込みだ。

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