米テキサスの病院銃撃犯、恋人の出産に立ち会うため院内に 当局

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米病院で銃撃、職員2人死亡

(CNN) 米テキサス州ダラス市内の病院で発砲し、職員2人を殺害した容疑者は、恋人の出産に立ち会うために院内へ入っていたことが分かった。病室で恋人の「浮気」に激高し、銃を取り出したとされる。

ダラス警察などによると、ネスター・ヘルナンデス容疑者(30)は過去の強盗事件で有罪となったが仮釈放中で、足首に監視用の発信機を装着し、病院で出産に立ち会う許可を得ていた。

銃撃は22日午前11時ごろ、産科病棟で起きた。CNN提携局が入手した逮捕状によると、容疑者はその前から不審な挙動を見せ、恋人が浮気したと騒いでいた。クローゼットやバスルームにだれかが隠れているのではないかと探し、ズボンから銃を取り出して恋人の頭を何度も殴った。

さらに、恋人と自分は2人ともその日のうちに死ぬと予告。「だれかが部屋に入ってきたら道連れだ」などと話し、直後に入ってきた女性職員(45)を射殺した。そこへ駆け込んだもう1人の女性職員(63)も撃たれて死亡した。

容疑者はその場にいた警官に右脚を撃たれて拘束され、別の病院へ運ばれた。また、職員らの前に襲われた患者1人が手当てを受けた。室内には新生児もいたが、けがはなかったという。

現場の病院では最近、新たな監視カメラのシステムを導入し、防犯設備の強化や職員の防犯訓練などに取り組んでいた。事件を受けて、敷地内の警官が増員された。

警察責任者はツイッターへの投稿で「これは悲劇であり、刑事司法制度のおぞましい失敗例だ」と述べた。

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