米CDC所長がコロナ陽性、軽い症状 冬に向け感染者増加の懸念も

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米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長/Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc./Getty Images

米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長/Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc./Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した。

CDCの発表によると、21日に陽性反応が出た。同氏は先月、最新のワクチンの追加接種を受けていた。症状は軽く、すでに自宅隔離中。予定されていた会議にはオンラインで参加する。CDCの幹部や濃厚接触者は通知を受け、しかるべき健康観察の措置を取っている。

米国内の感染者は秋に入って減少傾向を示してきたが、専門家らは過去2年間と同様、冬にまた増える可能性があると指摘する。複数の新たな変異株も広がり始めている。

これまでの研究によれば、追加接種を受けた人は接種が遅れている人に比べ、重症化や感染自体の確率が低い。特にワクチンを一度も打っていない人との差は大きいとされる。

米国ではすでにワクチン接種を完了していた5歳以上の子どもと大人を対象に、従来株とオミクロン株のBA.4、BA.5に対応した2価ワクチンの追加接種が進められている。前回のワクチン接種から少なくとも2カ月、感染した場合はそれから少なくとも3カ月経過した時点での接種が推奨される。

米政権内部ではこれまでに、ファウチ大統領首席医療顧問とベセラ厚生長官が6月に、バイデン大統領が7月、ジル夫人が8月に、それぞれ陽性反応を示し、すでに回復している。

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