ウクライナのNATO加盟申請、「別の機会に検討されるべき」 米高官

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ホワイトハウスでの会見で記者の質問に答えるサリバン米大統領補佐官/Chip Somodevilla/Getty Images

ホワイトハウスでの会見で記者の質問に答えるサリバン米大統領補佐官/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は30日、ウクライナによる北大西洋条約機構(NATO)加盟手続きについては「別の機会に検討されるべきだ」との認識を示した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、「迅速な手続き」によるNATO加盟を申請すると表明していた。

サリバン氏はホワイトハウスでの記者会見で、「米国は数十年にわたってNATOの門戸開放政策を支持する姿勢を明確にしてきた」と説明。NATO加盟に関するあらゆる決定は、加盟30カ国と加盟希望国の間で行われる必要があると述べた。

さらに現時点での米国の見解として、「ウクライナを支える最善の方法は実務的な現場の支援を通じたものであり、(NATO本部がある)ブリュッセルでの手続きについては別の機会に検討されるべきだ」と指摘した。

NATOのストルテンベルグ事務総長は同日、NATO加盟国は「自国の道を選ぶ」ウクライナの権利を支持すると表明したものの、加盟に関する決定には全30カ国の関与が必要だと注意を促した。

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