「1000年に一度の豪雨」 ハリケーン直撃の米フロリダ

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ハリケーン通過後に冠水した道路を進む車=29日、フロリダ州フォートマイヤーズ/Joe Raedle/Getty Images

ハリケーン通過後に冠水した道路を進む車=29日、フロリダ州フォートマイヤーズ/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 大型のハリケーン「イアン」は、記録的な高潮と破壊的な強風を伴って28日に米フロリダ州に上陸した。しかし、ハリケーンが陸上を進むにつれて、最も脅威となったのは豪雨だった。

レーダーでは、フロリダ半島のポートシャーロットからオーランドまでの広い範囲で、わずか12〜24時間で約305ミリを超える雨が降ったと推定されている。米海洋大気庁(NOAA)のデータによると、最も被害の大きかった地域では1000年に一度の降雨量を記録した。

1000年に一度の降雨とは、通常の環境では平均的に1000年に一度しか起こらない激しさを伴う雨を指す。ただ、気候変動で気温が上昇するにつれ、豪雨は珍しいものではなくなってきている。暖かい空気はより多くの水分を保持でき、これが歴史的な大雨が起こりやすい原因となる。

ハリケーンの目が上陸した地点からすぐ北に位置するプラシーダでは28日、12時間の雨量が381ミリを超えた。これはプラシーダの1000年に一度の降雨量とされる355ミリを上回っている。

州中央部タンパの東に位置するレイクウェールズでは24時間で432ミリ近い雨が降り、1000年に一度の降水量とされる426ミリを上回ったという。

その他、ウィンターパーク(12時間で304ミリ)、ノースポートとミャッカシティ(同355ミリ)など、レーダーによる推定で1000年に一度の豪雨に見舞われた可能性が高い場所が数カ所ある。

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