年1回のワクチン接種で重症化予防へ 米調整官が方針示す

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ホワイトハウスのコロナ対策チームが年1回のワクチン接種に移行する方針を表明した/Spencer Platt/Getty Images North America/Getty Images

ホワイトハウスのコロナ対策チームが年1回のワクチン接種に移行する方針を表明した/Spencer Platt/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策チームを率いるジャー調整官は6日、国民が年に1回、新型コロナのワクチンを打ち続けることで重症化を防げる段階にきているとの見方を示した。

バイデン米政権は今年春ごろから、年1回の接種に移行する方針を示唆していた。

ジャー氏によると、このほど新たに承認された追加接種ワクチンは、対象者が希望すれば無料で打つことができる。

ただし今後は新型コロナ対策費が次第に削減され、治療薬も民間市場へ移行することから、ワクチンや薬の無償提供が打ち切られる可能性もあるという。

専門家らは年1回接種について、早期に流行株を見極められるかどうかがカギになると指摘している。

ファウチ大統領首席医療顧問は6日、新型コロナに劇的な変異が起きない限り、インフルエンザと同じように流行株に合った年1回のワクチンで予防できるだろうと述べた。

米疾病対策センター(CDC)によると、米国では5歳以上で追加接種を済ませた人の割合が約3分の1にとどまっている。ホワイトハウスとCDCには、インフルエンザのように毎年、定期的に接種する方式に移行することで、新型コロナワクチンへの抵抗感を払拭(ふっしょく)する狙いがあるとみられる。

ジャー氏は6日の会見で新たな追加接種用ワクチンについて、米国で初めて流行中の株に対応した最新版だと説明。12歳以上の対象者はこの機会に打つべきだと呼び掛けた。

インフルエンザワクチンとの同時接種も推奨し、「神様が人間に2本の腕を与えたのは一方にインフル、もう一方にコロナの注射をするためだと思っている」と述べた。

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