ブラックバーン米上院議員、台湾を訪問 「習氏のことは怖くない」

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台北に到着したマーシャ・ブラックバーン米上院議員/Taiwan Ministry of Foreign Affairs/AP

台北に到着したマーシャ・ブラックバーン米上院議員/Taiwan Ministry of Foreign Affairs/AP

(CNN) 米国のマーシャ・ブラックバーン上院議員は25日、台湾を訪問した。「共産主義中国のいじめによって私が台湾に背を向けることはない」と述べ、中国政府の圧力に屈しない姿勢を示した。

ブラックバーン氏はテネシー州選出の共和党議員で、上院軍事委員会のメンバー。米国からは最近、ペロシ下院議長(民主党)や他の当局者が相次いで台湾を訪問している。

ペロシ氏は今月上旬に訪問した際、ここ25年の間に訪台した最高位の米当局者となった。これをきっかけに中国政府は数日間にわたる大規模軍事演習を実施し、台湾上空を通過するミサイルを発射したほか、台湾の防空識別圏内に軍用機を派遣した。

中国共産党は台湾を統治したことは一度もないものの、自国の領土の一部だと主張し、武力行使の可能性も排除していない。

一方、米国は台湾との正式な外交関係はないが、台湾への防衛用兵器の提供を法律で義務付けられている。中国による攻撃があった場合に軍事介入するかどうかに関しては意図的に曖昧(あいまい)な姿勢を保っている。

ブラックバーン氏は26日午前のツイートで改めて台湾への支持を表明し、「私は中国共産党に決して屈しない」と発言。その後、「今後も台湾と彼らの自由や民主主義への権利を支持し続ける。習近平(シーチンピン)国家主席のことは怖くない」とも述べた。

同日午前に台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統と会談した際には、民主主義や自由の価値を強調し、米政権も台湾とこうした価値を共有していると指摘した。

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