水位低下の米人造湖で見つかった遺体、当局が身元特定 20年前に溺れたとされる男性

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米ミード湖で相次ぎ遺体発見、LAギャングを想起する声も

(CNN) 大規模な干ばつの影響で水位が低下した米国最大の人工貯水池ミード湖から発見された遺体の身元について、ネバダ州当局は26日までに、20年前に溺死(できし)したとみられるトーマス・アーントさんと特定した。

アーントさんの遺体はミード湖のカルビル湾一帯で5月7日に見つかった。捜査情報やDNA分析などを通じ身元を特定したと、クラーク郡当局が報道向けの発表で明らかにした。

当局によるとアーントさんはラスベガス出身の42歳で、溺れたのは2002年8月だった。ただ公式の死因と死亡状況は24日の時点で不確定とした。

アーントさんの遺体は、5月以降に湖で発見された少なくとも3人の遺体のうちの一つ。湖の水位は現在、西部で長引く干ばつの影響で記録的な水準にまで低下している。

他の遺体には樽(たる)に入れられ、銃による傷がついたものも含まれる。当局者が以前明らかにしていた。この遺体については殺人事件として現在捜査が行われている。警察によると、死亡したのは1970年代半ばから80年代初めごろだという。

ミード湖から見つかるこれらの遺体は腐敗が進んでおり、身元を特定するのは難しい。クラーク郡の検視局はX線や指紋法、法歯学、法人類学者の分析を駆使して遺体の検証を進めると、警察並びに同郡検視官のメラニー・ラウズ氏は以前CNNに語っていた。

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