バイデン氏、イランの支援する組織に空爆命令 シリア

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イランが支援する組織の施設を狙って、米軍がシリアで空爆を実施/AFP/Getty Images

イランが支援する組織の施設を狙って、米軍がシリアで空爆を実施/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のバイデン大統領は23日、イランの支援を受けてシリアで活動する複数の組織に対する空爆を命令した。およそ1週間前には、米軍が駐留するシリア北東部の軍事基地近くにロケット弾が複数撃ち込まれていた。

今回の米軍による空爆はイランの支援を受けた組織を標的にしたもので、シリア北東部デリゾールで実施された。米中央軍が声明で明らかにした。狙ったインフラ施設を使用する組織は、イランのエリート部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」とつながりがあるという。

米中央軍の報道官は、大統領命令で行ったという精密空爆について、米軍を今月15日に起きたような攻撃から守るためのものと説明した。イラク国境に近いグリーンビレッジ基地への当該の攻撃で、損害や負傷者は出ていない。

それより前にはシリア南部の別の基地近くでも多数のドローン(無人機)による攻撃が仕掛けられていたが、これは撃退されていた。

先週の攻撃の時点で、米国が主導する有志連合はどちらについても実行者を特定していなかったが、これまでイランの支援を受ける民兵組織がシリアとイラクに駐留する米軍をたびたび標的にしてきた。

シリアには現在約900人の米兵が駐留している。

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