襲撃された作家ラシュディ氏、人工呼吸器外れる 容疑者は無罪主張

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襲撃されたサルマン・ラシュディ氏/Nicolas Roses/Abaca/Sipa USA/AP

襲撃されたサルマン・ラシュディ氏/Nicolas Roses/Abaca/Sipa USA/AP

(CNN) 米ニューヨーク州で英作家サルマン・ラシュディ氏(75)が襲撃された事件で、ラシュディ氏の代理人は14日、CNNの取材に対し、人工呼吸器が外され、回復への道のりが始まったと明らかにした。

ラシュディ氏は12日、ニューヨーク州での講演前に襲われた。

ラシュディ氏が講演の準備をしていたところ、1人の男が壇上に上がり、ラシュディ氏の首や腹部などを刺した。

スタッフや聴衆が容疑者を取り押さえ、イベントに派遣されていた州警察が身柄を拘束した。州警察によれば、容疑者はニュージャージー州に住むハディ・マタール容疑者(24)。

マタール容疑者は殺人未遂と、凶器を使って肉体的な危害を加えようと襲撃を行った容疑で起訴された。公選弁護人によれば、マタール容疑者は無罪を主張している。

弁護人は、マタール容疑者は「非常に協力的」で、率直にコミュニケーションを取っていると述べたが、会話の内容については明らかにしなかった。

マタール容疑者は保釈が認められず、勾留されている。次の出廷は19日に予定されている。

両方の容疑で有罪になれば、最長で32年の禁錮となる可能性がある。

米連邦捜査局(FBI)が地元や海外の当局とともに捜査を進めている。

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