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米、グライナー氏ら米国人2人と服役中のロシア武器商人の交換提案 CNN EXCLUSIVE

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米、ロシア人武器商人と米国人2人の囚人交換を提案

(CNN) バイデン米政権は数カ月にわたる内部での議論の末、ロシアで拘束されている2人の米国人、米女子プロバスケットボール選手ブリトニー・グライナー氏と元米海兵隊員ポール・ウィラン氏の解放を目指し、米国で禁錮25年の有罪判決を受け服役中のロシアの武器商人ビクトル・ボウト受刑者との交換をロシアに提案した。この件に詳しい情報筋が明らかにした。

複数の情報筋によると、ボウト受刑者とウィラン氏およびグライナー氏を交換する案は今年初めから議論され、バイデン大統領の賛同を得たという。一般に囚人交換に反対する司法省を押し切った格好だ。

ブリンケン米国務長官は27日、不当拘束と分類されているウィラン氏とグライナー氏のために米国は「実質的な提案」を「数週間前」にロシア政府に提示したと発表した。ブリンケン氏は、今週予定されているロシアのラブロフ外相との電話会談でこの問題について話し合う予定だという。

ブリンケン氏はボウト受刑者が提案の一部に含まれることを直接認めていないが、今後数週間は提案に関する踏み込んだ発言ができないと語った。またバイデン大統領自身がこの提案に直接関与し、承認したことを明らかにした。

ある政権高官はCNNに対し、「実質的な提案」は6月に行われたが、ロシア側がまだ反応していないと語った。提案の中身には言及しなかったものの、ボールはロシアの側にあり、「我々は非常に高いレベルでその提案を伝え続けており、受け身でいるわけではない」とも述べた。

2018年からスパイ容疑でロシアに拘束されているウィラン氏と、薬物所持で2月からモスクワで収監されている米女子プロバスケのスター選手であるグライナー氏の家族はホワイトハウスに、必要なら囚人交換などの手段で解放を確保するよう求めていた。

グライナー氏は7月上旬に有罪を認めたものの、意図せずロシアに大麻を持ち込んだと27日に法廷で証言した。薬物関連の罪での訴追では最大10年の服役が言い渡される可能性がある。同国の司法手続きや米ロ交渉の内情に詳しい米政府関係者によると、今回の取引成立の前にグライナー氏の裁判が終了する必要があるという。

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