メラニア・トランプ氏、米議会襲撃に「気づかなかった」 絨毯の撮影で忙しく

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メラニア・トランプ氏は昨年1月6日の米連邦議会議事堂での襲撃事件について気づいていなかったと述べた/Getty Images

メラニア・トランプ氏は昨年1月6日の米連邦議会議事堂での襲撃事件について気づいていなかったと述べた/Getty Images

(CNN) メラニア・トランプ前米大統領夫人は米FOXニュースのインタビューで、昨年1月6日に連邦議会議事堂で襲撃事件が起きた際、ホワイトハウスの絨毯(じゅうたん)の撮影で忙しく、事件に気づいていなかったと述べた。

メラニア氏は「2021年1月6日、私は米国のファーストレディーとして責務の一つを行っていた。同時に発生していた議事堂の建物での出来事には気づかなかった」と述べた。

メラニア氏はホワイトハウスの中身の記録を取ることがファーストレディーの「責務」だと言ったが、事実とは少し異なる。ホワイトハウスの公式コレクションを記録する責務はホワイトハウスのキュレーターと歴史協会が主に担っている。

「すべての先任者と同様、ホワイトハウスの歴史的な部屋の中身を記録するのが私の責務だった。そこには全リノベーションの記録写真の撮影も含まれる。完全に仕事をこなすため、ホワイトハウスで私と一緒に作業を進める写真家、記録の専門家、デザイナーからなる質の高いチームを数カ月前に組んでいた。求められた通り、2021年1月6日は国家を代表してこの仕事を終わらせる予定を入れていた」(メラニア氏)

メラニア氏の首席補佐官だったステファニー・グリシャム氏は数週間前、当日メラニア氏と交わしたテキストメッセージを公開した。そこでは、グリシャム氏が準備した進行中の議事堂での暴力停止を訴えるツイートに対し、メラニア氏は一言「ノー」と答え、暴動を非難する声明発表を拒否していた。

当日は世界中のテレビやSNS上で襲撃の様子が伝えられていたが、メラニア氏はFOXニュースのインタビューで事件を知らなかったと主張。グリシャム氏が当日「見識や情報を伝えそこなった」と語った。

さらに「もし全ての詳細を完全に知らされていたら、当然、ただちに議事堂の建物で起きた暴力を非難しただろう。グリシャム氏の行動はがっかりするもので、このときも驚きはなく、またこれだけでもない」とも述べた。

グリシャム氏はメラニア氏の発言を受けて「彼女の言うことはすべてでたらめで、彼女はそれをわかっている」と語った。

メラニア氏が暴力を非難するツイートをしたのは、事件から5日経ってからのことだった。

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