訪韓のバイデン米大統領、尹氏と首脳会談へ 北朝鮮が中心議題に

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韓国・平沢にあるサムスン電子の施設を訪れ、スピーチするバイデン氏(右)と尹氏/Evan Vucci/AP

韓国・平沢にあるサムスン電子の施設を訪れ、スピーチするバイデン氏(右)と尹氏/Evan Vucci/AP

ソウル(CNN) バイデン米大統領は21日、自身初となるアジア歴訪を本格的に開始する。北朝鮮による核・ミサイル実験の脅威が訪問に影を落とす中、新たに選出された韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領との首脳会談に臨む。

尹氏との会談では、北朝鮮による挑発の激化が中心的な議題になる見通し。1週間あまり前に就任したばかりの尹氏は、前任者に比べ北朝鮮に厳しい姿勢を取る考えを示唆している。

ただ、バイデン氏は韓国の新大統領誕生を機に、米韓同盟を北朝鮮によって定義される安全保障パートナーシップにとどまらない水準に拡大したい考えも持つ。

また政権高官が会談を前に語ったところによると、ロシアのウクライナ侵攻や貿易、新型コロナウイルス感染者の急増に見舞われる北朝鮮をワクチン共有により支援する可能性なども議題に上がる見込みだという。

バイデン氏は韓国で記者会見を開いた後、公式晩さん会に出席する予定。20日の到着直後の発言では、今後数年から数十年にわたってアジア地域が重要になるとの認識を示した。

バイデン氏は「今後数十年、世界の未来の大部分はここインド太平洋で書かれるだろう」と述べ、世界の注目がウクライナ戦争に集まる中でも、米国の外交政策の軸足をアジアに移したい考えを改めて表明。「我々は歴史の転換点に立っている。我々がきょう下す決定は、将来子どもたちに残す世界に大きな影響を与える」としている。

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