侵攻情報はロシア外交官に「寝耳に水」 米国連大使

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安保理理事会に出席したロシアの外交団=5日、米ニューヨークの国連本部/Lev Radin/Pacific Press/LightRocket/Getty Images

安保理理事会に出席したロシアの外交団=5日、米ニューヨークの国連本部/Lev Radin/Pacific Press/LightRocket/Getty Images

(CNN) 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は今年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻に触れ、国連本部に詰めるロシア外交官にとっては「不意打ち」のような状態で届いた戦闘開始の一報だったと判断していることをこのほど明らかにした。

同大使は「ロシアの外交団が侵攻開始を最初に知ったのは、我々と同様、国連安保理の議場にいた時と考えている」と指摘。ロシアが議長国だった安保理は当時、国連本部でウクライナ問題に関する緊急会合を開いていた。

トーマスグリーンフィールド大使はCNNの取材に、国連本部などで共に働くロシアの外交官の物腰にはウクライナ侵攻に踏み切って以降、間違いなく変化が生じたとも説明。

侵攻が始まった初日の安保理の緊急会合から、ロシア外交官の態度は相当に変わったことが見てとれたとも述べた。

同国外交官が国連で事前に準備していた発言内容を読み上げているのは確かとしながらも、振る舞い方などを観察する限り、居心地が悪そうな印象を持ったともした。

その上で安保理での議論では侵攻開始前に比べロシア大使の姿が見られる頻度が少なくなり、代理らがしばしば出席するようになったとも語った。

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