ロシア、兵器輸送ルートを「標的」か 米当局者

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(CNN) 米国はウクライナに侵攻しているロシアについて、今後兵器の輸送に利用しているルートを標的にすると考えている。防衛当局者が明らかにした。米国などからウクライナへ入る武器の供給を遅らせる狙いがあるという。

当局者によれば、ロシアは車列や鉄道による輸送など動く標的を攻撃することは多くないものの、武器の輸送や供給に使われる橋や道路、鉄道などを破壊する可能性がある。

ただ、ロシアがそうしたルートの攻撃に成功しても、輸送ルート自体が数多く存在するため、ロシアがウクライナでの武器の輸送を阻止することはできないとみられる。

当局者によれば、米国や同盟国はウクライナに対して、対戦車ミサイル「ジャベリン」など約7万の武器を送っている。

米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は今月、上院の公聴会で、約6万の対戦車兵器と2万5000の対空兵器をウクライナに送ったと明らかにしていた。米国はこれ以降も数億ドル規模の軍事支援を承認している。

米国や北大西洋条約機構(NATO)は、ウクライナ軍がこうした兵器を非常に有効に活用してロシア軍の侵攻を遅らせ、一部地域では侵攻を阻止しているとみている。こうした成果の一部は、ウクライナ軍が非集権的な指揮系統を採用したことで、下位の指揮官が上位の承認がなくても重要な戦場での決断が下せるからだという。

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