米フロリダ州のアパート、構造上の問題で避難命令

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避難指示が出た建物の外で待機する引っ越し用のトラック=5日、米フロリダ州ノースマイアミビーチ/Wilfredo Lee/AP

避難指示が出た建物の外で待機する引っ越し用のトラック=5日、米フロリダ州ノースマイアミビーチ/Wilfredo Lee/AP

(CNN) 米フロリダ州ノースマイアミビーチ市当局は4日、市内にある5階建て、60戸のアパート1棟の住民に避難命令を出した。建物を点検した工務店が構造上、安全でないと判断したためだ。

工務店はアパート所有者の依頼を受け、数カ月前に点検を開始。1日に報告書をまとめ、4日に所有者と市当局に書簡で結果を通知した。

この中に、コンクリート造りの床のたわみが基準を超えているとの指摘があり、住民は24時間以内の避難を命じられた。大型の家具などについては後日、回収できる日を設定するという。

アパートは1972年に建築され、4日の時点で55戸が埋まっていた。一部の部屋は昨年7月以降、築50年の審査に向けて修繕中だった。

アパートから南へ約5キロ離れた町サーフサイドでは昨年夏、高層コンドミニアムの一部が崩壊し、100人近い死者が出た。ノースマイアミビーチ市当局はこれを受け、5階建てを超えるすべての集合住宅の点検に乗り出していた。

昨年7月には、10階建てのコンドミニアムに構造上の欠陥が見つかったとして避難命令を出していた。同広報官によると、修繕作業は2週間前に始まったばかりで、住民らは今も避難したままだという。

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