米モデルナ、6歳未満のコロナワクチンは大人同様の有効性と発表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米モデルナ製ワクチンの治験で血液サンプルを処理する医療関係者=2021年11月9日、テネシー州ナッシュビル/Stephanie Amador/The Tennessea/USA TODAY NETWORK/Reuters

米モデルナ製ワクチンの治験で血液サンプルを処理する医療関係者=2021年11月9日、テネシー州ナッシュビル/Stephanie Amador/The Tennessea/USA TODAY NETWORK/Reuters

(CNN) 米モデルナは23日、6歳未満の子どもを対象とした新型コロナウイルスワクチン治験の中間結果を発表した。

生後6カ月から5歳の子どもに25マイクログラムの新型コロナワクチンを2回投与したところ、18〜25歳の成人に100マイクログラムを2回投与した場合と同様の免疫反応が得られ、同じ有効性が認められるとしている。

2回のワクチン投与は28日間隔で行われる。

生後6カ月から5歳の子ども6900人を対象としたこの治験データでは「強固な中和抗体反応」と「良好な安全性プロフィル」が示されたという。

モデルナは今後数週間のうちに、この低年齢層でのワクチン使用の承認を米食品医薬品局(FDA)に申請する。

モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は、「乳幼児における新型コロナに対するワクチンの必要性を考慮し、米FDAおよび世界中の当局と協力して、できるだけ早くこれらのデータを提出する」と述べた。

ワクチンは、治験中に米国で優勢だったオミクロン変異株による新型コロナ感染症の予防にはそれほど有効ではなかった。生後6カ月から1歳までの子どもの場合、有効率は43.7%で、2〜5歳では37.5%だった。それでもモデルナは、低い有効性でも統計的には有意であり、ワクチンを接種した成人のオミクロン株に対する反応と一致するとしている。

ワクチン副反応の大部分は軽度または中等度で、2回目の接種後に頻度が高くなった。同社によると、死亡例はなく、心筋炎や心膜炎の症例も報告されていない。

モデルナは生後6カ月以上のすべての子どもを対象に、ブースター(追加)接種の可能性を評価する準備を進めているという。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]