バイデン米大統領、ポーランド訪問へ NATO首脳会議後に

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米国のバイデン大統領。週内にポーランドを訪問し、ドゥダ大統領と会談する/Patrick Semansky/AP

米国のバイデン大統領。週内にポーランドを訪問し、ドゥダ大統領と会談する/Patrick Semansky/AP

ワシントン(CNN) 米国のバイデン大統領が25日にポーランドを訪問し、ポーランドのドゥダ大統領と会談することがわかった。ホワイトハウスのサキ報道官が20日夜、明らかにした。

バイデン氏はベルギー首都ブリュッセルを訪問し、24日に開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議と欧州連合(EU)首脳会議に出席する。会議では各国首脳がロシアによるウクライナ侵攻に対する連携した対応を模索する。

ホワイトハウスの声明によれば、バイデン氏は21日、訪欧に先立ち、仏独伊英の首脳と電話会談を行い、ロシアのウクライナに対する、いわれのない不当な攻撃への協調した対応について協議する。

情報筋によれば、米欧の当局者は、NATO首脳会談開催の動きが約2週間前に浮上して以来、首脳会議後に行う発表について協議を重ねている。

そうした発表の中には、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)に対する新たな制裁や、ロシアの財源に対する制限、ロシア産エネルギー製品に対する輸入制限の新たな措置などが含まれる可能性がある。ウクライナに対して一層の支援を提供するために、どのような措置を公表できるかについて、話し合いが続いているという。そのなかには、ウクライナの防衛強化に向けた軍事支援の新たな提供もしくは財政支援が含まれている。

しかし、ウクライナが希望しているような、飛行禁止区域の設定やソ連時代の戦闘機の提供などについては議題にあがっていないようだ。米国と同盟国はロシアとの直接的な対立を回避しようとしている。米国防総省は今月、ポーランドが戦闘機をウクライナに提供するという計画について、ロシアとの対立に引き込まれるとの懸念から拒否していた。

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