昨年前半の出生数、減少率はコロナ前の水準に 米

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米国の出生数について、減少率が新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)よりも前の水準にまで鈍化した可能性があることがわかった/Shutterstock

米国の出生数について、減少率が新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)よりも前の水準にまで鈍化した可能性があることがわかった/Shutterstock

(CNN) 昨年前半の米国の出生数は依然として減少傾向を示す一方、減少率は新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)より前の水準まで鈍化した可能性があるとの報告書が発表された。

米疾病対策センター(CDC)が1日、米国立衛生統計センター(NCHS)による報告書を公表した。

それによると、昨年1~6月の出生数は前年の同時期より2%減少した。2020年前半も前年比2%減だったが、同後半は5%と大幅に減少していた。

昨年前半の月別に出生数の前年比をみると、1月が9%減、2月が同2%減だったのに対して、3月は1%未満の増加に転じ、4月は1%増、5月が1%減、6月は3%増と変動した。

全体的な減少傾向に人種ごとの偏りはみられなかったが、州別にみるとニューメキシコ州が5%減、首都ワシントンが9%減を記録したのに対し、コネティカット、アイダホ、テネシー、ニューハンプシャーの4州では増加していた。

米国の出生数は15年から毎年減り続けているが、19年までは月ごとにそれほど大きな変動はなかった。パンデミックの影響を受けた20年後半と昨年1月は特に大きく減少したものの、その後は影響が薄れ始めた可能性があると、研究者らは指摘している。

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