ロシア軍の兵力増強、最大19万人に急増か 米のOSCE大使

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ウクライナ東部ドンバス地方に展開する同国軍の要員ら/Anatoli Boiko/AFP/Getty Images

ウクライナ東部ドンバス地方に展開する同国軍の要員ら/Anatoli Boiko/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のカーペンター欧州安保協力機構(OSCE)大使は18日、ウクライナ内や国境線周辺に集結しているロシア軍の規模について、「16万9000〜19万人」に達している可能性があるとの見方を示した。

今年1月30日時点の約10万人と比べ急増した。声明によると、緊迫するウクライナ情勢に関するOSCEの特別会合で述べた。

推定数字としながらも、国境線沿い、ベラルーシ内、ロシアが強制併合したウクライナ・クリミア半島内や親ロシア派武装勢力が押さえるウクライナ東部地域に配置する兵力を合計したものと指摘。

ロシアは自ら進める地上兵力の整備や航空支援の態勢についての意味合いを矮小(わいしょう)化しながら、世界を欺こうとしていると批判した。

一方で、黒海、バルト海や北極圏での大規模な海軍演習を宣伝してもいるとした。黒海での海軍演習には30隻以上の艦艇を動員したと公にしているが、北方艦隊やバルト艦隊が水陸両用上陸艦を黒海へ送り込み、演習参加の艦船数を増やしたと理解していると述べた。

ウクライナ国境線近くでのロシア軍増強についてはバイデン米政権の高官が最近、約15万人規模に広がったと明かしていた。この数字は国境線周辺の兵力に限定したものだったが、ロシアが肩入れする親ロシア派武装勢力が握るウクライナ東部地域は含まれていなかった。

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