ホワイトハウス訪問者の記録提出を阻まず、米議会襲撃事件の調査で バイデン氏

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バイデン氏はホワイトハウスの入館記録提出に反対していたトランプ氏側の要請を断った/Getty Images

バイデン氏はホワイトハウスの入館記録提出に反対していたトランプ氏側の要請を断った/Getty Images

(CNN) 昨年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件の調査で、トランプ前米大統領がホワイトハウス訪問者の記録を下院特別委員会に送らないように求めていた件で、バイデン大統領がその要請を断っていたことがわかった。こうした記録には、事件当日にホワイトハウスに入館が認められた個人の面会情報も含まれる。

ホワイトハウスのダナ・リーマス法律顧問は国立公文書館に宛てた書簡で、バイデン氏はこうした記録について大統領特権を主張するのは国益にかなわず、正当化されないと判断したと述べた。

国立公文書館は1月後半にホワイトハウスにこれらの文書を送付し、検証が進められていた。

リーマス氏は、トランプ氏は国家安全保障を理由に訪問者の記録を公表しなかったが、現政権は月ごとに一部の例外を除き訪問者の記録を公表しており、オバマ政権時代もそうだったと言及。前大統領が大統領特権を主張する入館情報の大部分は、現在の方針では公表の対象となると述べた。

国立公文書館は16日、トランプ氏への書簡で記録を開示することを伝えた。

記録管理官のデービッド・フェリエロ氏はその書簡の中で、文書は委員会に3月3日に提出されると記述。行政府の利益が適切に保護されるように、国家安全保障やその他の機密性の高い面会として指定された入管記録は委員会が機密として取り扱い、事前の相談無しに委員会の外に共有されることはないとした。また、個人のプラバシー情報保護の観点から、生年月日や社会保障番号の情報も省かれるという。

トランプ政権時代の入館記録がどの程度詳細だったか、またこの文書によって委員会がどんな情報を得られるのかは不明。

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