バイデン米大統領、ウクライナからの即時退避を呼びかけ

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米国のバイデン大統領=3日、首都ワシントンの連邦議会/Patrick Semansky/AP

米国のバイデン大統領=3日、首都ワシントンの連邦議会/Patrick Semansky/AP

(CNN) 米国のバイデン大統領は10日、ウクライナにいる米国民に対し、直ちに国外へ退避するよう勧告した。

バイデン大統領は10日に収録されたNBCニュースのインタビューの中で、「米国民は今すぐ出国を」と呼びかけた。

バイデン大統領は、ロシアがウクライナとの国境沿いに軍の部隊を集結させている事態に言及し、「テロ組織を相手にするのとはわけが違う。我々が相手にしているのは世界最大級の軍隊だ。状況は大きく異なる。たちまち異常事態に陥りかねない」と危機感を示した。

その上で、ウクライナ国外に退避しようとする米国民を支援するため米軍を派遣するような状況にはないと述べ、「米国とロシアが互いを銃撃し始めれば世界戦争になる」と強調。ロシアのプーチン大統領は、米国民に悪影響を及ぼすようなことをするほど愚かではないと付け加えた。

米当局者によると、もしロシアが侵攻した場合、ホワイトハウスはポーランド国内にいる約2000人の米軍部隊にウクライナからの米国民退避を支援させる計画を承認している。

米国務省は10日、「ロシア軍事行動の脅威が増大している」としてウクライナへの渡航自粛を促す勧告を繰り返し、ウクライナにいる米国民には即刻退避を呼びかけた。

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